年末年始 実家の食事の話。

　6時に起きて、昨晩から塩抜きしていたわらびを使って汁物を作ろうと思ったけれど、目が覚めたら9時半だったのでもうお昼にやればいいや、となった。

　先日、2年ぶりに山形の実家に帰省して母親の作る懐かしい食事を食べた。

　親が作るとインスタントラーメンすら美味しく感じるのは何故なのか。

　味は元々こんなにしょっぱかっただろうか（そうかも）。

　ぼくはひたすら、出された料理をうまいうまいと食べていた。

　きょうだいの職場のノルマが捌けずに、というか多分捌く気もないのかもしれないが、あえなく買い取りとなった1つ2万のおせちも2つ食べた。人生で一番豪華なおせちだったし、美味しいけど複雑な気持ちにはなった。

　毎年年末年始に帰省すると、実家では納豆汁だったり、肉もちだったり、お雑煮だったりを食べていたわけだが、今回は父親の薬の関係で納豆汁は作らなくなっていた。肉もちも今年は餅が余らなかったのか作っていなかった。

　珍しく黒豆ご飯を作っていたけれど、少し硬めの黒豆が本当に美味しくて、毎日作ってくれと思った。

　お雑煮って地域差があるらしいし、地元でも友人のお雑煮は違ったから各家庭に寄って更に細分化されるんだろう。

　実家は味噌ベースで、わらび、厚揚げ、ごぼう、ぼだしなんかが入っている。あと餅。

　思えばわらびとぼだしって帰省の時にしか食べない。ぼだしに至っては関東で見たことがない気がするけど、普段カットしめじばかり買っているし、調べたらぼだしはナラタケという名前が正式（？）らしいので、気づいていないだけなのかも。

　関東に戻ってきて、またあの雑煮が食べたいと思ったぼくだが、スーパーを3軒くらい回ってもわらびなんて売っていない。ぼだしはないと思っていたし、実際なかったのでカットしめじでいいやと思っていたんだけど、わらびはあると思っていたから驚いた。

　スーパーの品揃えってあまり気にしたことなかったけど、やっぱり地域によって違うものなんだ。そういえば納豆汁の素もこっちは売っていないもんな。

　仕方がないので通販で塩漬けわらびを買って、昨日から水に入れているんだけど何せ人生初塩抜きなのでうまくいくかは不明です。